コーヒーを飲むとわきがになるって本当なの?

結論から言うとコーヒーを飲んだからといってわきがが発症することはありません。

わきがが発生する原因はアポクリン汗腺という汗腺から分泌される汗が脇にいる皮膚の常在菌に分解されることで発生するからです。
汗が分解されることでわきがが発生するなら誰でもわきがが発生するのではないかと思った方。そんな方の為にコーヒーとわきがが無関係ということを今から順を追って説明していきます。

わきがは体質?わきがは大人になると出てくるものなの?

先ほども説明しましたが、わきがはアポクリン腺から分泌される汗が皮膚の細菌に分解されることで発生します。ここで注目したい点は、アポクリン腺は持っている人と持っていない人がいるという点です。

わきがの原因となるアポクリン汗腺は体質的に持っている人と持っていない人に分かれます。この汗腺は遺伝による継承がとても大きく、両親共にアポクリン腺を持っていた場合は約80%の方が、片親がアポクリン腺を持っている場合には約50%の確率で遺伝するというデータがあるほどです。
この遺伝の影響がない限りはアポクリン腺は普通に生活をしていて突然出来る汗腺ではないので、アポクリン腺を持っていない人はわきがになることはないのです。

コーヒーを飲んでワキガになったと勘違いしてしまう理由は?

コーヒーを飲んでワキガになったと勘違いしてしまうのには2つの理由が考えられます。
1つ目は

【ワキガ体質の人の今までは気にならなかったワキガが、コーヒーの発汗作用によってニオイが強くなってしまったパターン】

このパターンだった場合、本人が自分のことをわきがだと自覚していないケースが多いです。わきが体質だということはアポクリン腺を生まれつき持っているはずなので、今まではアポクリン腺の働きがおとなしく、わきが臭があまり目立っていなかったと考えられます。
ですが、コーヒーには発汗作用があるので、コーヒーをたくさん飲んでしまうと汗がたくさん出ます。アポクリン腺は汗腺なので、コーヒーを飲むと当然働きが活発になり、発汗を促してしまう結果となります。
アポクリン腺から分泌される汗が多くなってわきの常在菌に分解されることが多くなったことで「コーヒーを飲んでワキガになった」という勘違いを起こしてしまうのです。

2つ目は

【単純に汗をかく量が増えた為、脇が汗臭く感じてしまったパターン】

このパターンの場合、コーヒーを飲んでワキガになったとは100%言えません。ワキガのにおいは独特で、ツンとする鼻につく匂いです。汗臭さも確かに鼻につく匂いではありますが、ワキガの場合は汗臭さとは比にならないくらいのにおいを放つ場合もあります。
ワキガ臭を嗅いだことのない方は、汗臭さをワキガだと勘違いしてしまう場合があります。

コーヒーを飲んでわきがになるといわれる理由

コーヒーを飲んでわきがになると言われるのはコーヒーの発汗作用によってわき汗の量が増えることにあります。
わき汗の量が増えればそれだけわきから出てくる汗臭さは増加しますし、もしアポクリン汗腺を持っている人だったらアポクリン汗腺から出される汗の量が増えます。

もともと人の皮膚には細菌が多く存在しますので、皮膚の常在菌のエサとなる汗の量が増えれば自然とにおいも増えるということになります。
コーヒーを飲んでわきがになるというのは迷信ですが、わきが体質の人に限ってはコーヒーを飲むことでわきがを強めるので、このような迷信が出てきたということが考えられます。

ともあれわきが体質の人がコーヒーを飲んでわきが臭を発見できたことはとても大きな収穫だともいえます。現在ではわきが対策グッズが多く存在するので、必要なときにわきがが気にならないような対策が取れるからです。
コーヒーを飲む機会が分かりきっているときにだけわきがの対策をとるなどの方法をとって、自身のわきがとうまく付き合っていきましょう。

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